ビジネスチャンスを見つける名古屋のコンサルタント渡辺です。
先日Twitterでお見かけした方が、直近5年の上場企業のデータを条件付きで配布されていたので、エントリーしてそのデータを入手することができました。
私はもともとスタートアップ界隈に興味がありましたのでそういった視点からも、そしてデータが大好物ですのでそういった視点からもワクワクしながらデータを見つめていました。
データは宝の山です。
１つのデータもいくつかの視点で見ると、いろんなものが見えてきます。
データ分析で人気なのは「予測」の分野ですが、私は「集約」の分野の現状分析が好きです。
今の自分のポジション、ありのままの姿を知らずして戦略も何もあったものではないからです。
他人の本当のことはわかりません。
正しくわかるのは自分のことだけです。
でも、自分のことすらわかってなかったら無駄打ちが多くなって体力を消耗するだけ。
経営資源の無駄遣い、あなたはしていませんか？
私は難しいことはしませんが、基本的な分析方法をいろいろ試しながらデータと遊んでいるといろんな気づきがあって面白いので、今回もちょっと遊んでみました。
まずは、2020年に上場した企業はどんな業種が多かったのか知りたくて集計し分析してみました。
業務内容が多岐にわたるものも多くて適当に分けたんですけど、やりかけたら面白くなっちゃって、いろんな切り口で分析したくなってきましたよ♪
上場できる企業は、ビジョンが明確で、しかるべき人が経営計画を見ても「なるほど、そうなるだろうな」と納得する、または投資したくなるような事業を持っているわけです。
ということは、そこには今最も勢いがあってこれからまだまだ伸びる可能性がある領域があると思われます^ ^
だから、どんなところが伸びると思われているのか知りたくて。
また知ることにより、自分が関わるクライアントさんたちにそこから見えた情報をお渡しできたり、新規事業の立ち上げや戦略構築の際に使えたり、アドバイスにいかすことができたりします。
そう、誰かの「飯のタネ」に化ける可能性があるのです。
ほんとに、データは宝の山♪
ちなみに、それぞれについてキーワード的なものを抽出してみました。
・情報通信業：AI・プラットフォーム・キュレーション・クラウドサービスなど
・サービス業：ソリューションサービス・派遣業・クリエイティブ事業など
・生活関連サービス業・娯楽業：フィットネス・葬儀・保育など
・製造業：食品・化粧品・空調など
・建設業：空間デザイン・耐火、耐熱施工など
・学術研究・専門・技術サービス：ソフトや薬の開発・分析サービスなど
・医療・福祉：障害福祉・介護・保育
・教育・学習支援業：保育・幼教・個人の資格取得など
・電気・ガス・熱供給・水道業：小売り電気事業など
・宿泊業・飲食サービス業：飲食店向け食材の企画など
・金融・保険業：対面型決済を行う端末の提供など
・卸売業・小売業：実演販売を利用した卸売
さらっと眺めてみると・・・
製造業も今は硬い重いの時代ではなく、細かい個人向け商品が多い。
建築も大きな建造物を建てる感じではなく、空間を作るものがほとんど。
コロナでまた快適性も変わってくると思うから、これから増えるかな？
情報系はプラットフォームがまた流行ってる？
なんかプラットフォームって懐かしい気がするけれど。
全体を見て思うのは、女性向け商品やサービスが多い事。
生活サービスに分類されてないけど、生活に関わるものが多い。
やっぱりお金使うのは女性と思われてる？笑
（30代独身男性が自分に使うお金が実は一番多いらしいけど）
いろいろ面白いなぁと思いながら見ていると、際立ったのがあちこちにいろんなかたちで現れる保育関係！
①認可保育所
②認可保育所と認可外保育施設と幼教
③調剤薬局と保育園と介護事業所
④介護事業・保育事業・障がい者支援事業
保育園・保育所・保育施設って違うんですね。
同じように見えるけど、組み合わせ方で目指すところの違いが分かるような。
分析結果について詳細なことを書くと長くなりますのでまたどこかにまとめたいと思いますが、何か気になったことがある方はどうぞお気軽にお尋ねください。
今回2020年を整理して、なんとなくアフターコロナの姿が見えたような気がしたのですが、2019年も同様に分析してまたレポしたいと思います。
それにしても、コロナだからといっても伸びる会社は伸びるし、上場する会社は上場するし。
暗い話も多いですが、明るい話もたくさんあります。
個人的に、このコロナをきっかけに明るい流れにうまく乗れる企業が増えるといいなと思っています。
はい、もちろん私自身もですよ^^
