ブランディングとは○○である。

皆様 こんにちは。

名古屋のパートナーズブレインの渡辺です。
今日は、先日面白いなと思ったことを書いてみたいと思います。

皆さんは、今日のタイトルの○○に何を入れましたか??

実はこれ、先日セミナー講師をさせて頂いた際に、セミナー前にお客様とお話していて話題になったことなんです。
その方は、数年あるコンサルタントの先生からブランディングを学んでいるというお話になり、有名な先生からということでしたが私は存じ上げない方でして、ふむふむ・・・と聞いておりましたらば、わからないことがあると。

ブランディングとは  約束?信頼?それとも・・・?

その1つが

Aさん「先生は、ブランディングは約束だっていうんだ。でも、僕は信頼だと思うんだ。」
私「そうなんですね。でもそれは、一緒の事だと思いますよ^^」
Aさん「なんで約束なんだろうと思って、わからないって言って補講してもらったんだ。」と。

ブランディングとは約束?信頼?・・・どっち?

お気づきの方も多いと思いますが、どちらも同じです。
(牛の焼印から来ているとか、いろいろな説があります)
先生のおっしゃる「約束」というのは、「顧客と約束をして、その期待を裏切らないように真摯にやり続ける」ということなので、それを続けた先には「信頼(関係)」も当然できてきます。
卵が先かニワトリが先かみたいな論議ですよね。

ただ、私が思いますにはブランディングに関しこの2つの言葉を使う方って

「約束」と定義される方は、書籍かセミナーなどで学んだ知見をお持ちの主に講師業の方
「信頼」と定義される方は、すでにそうして顧客との信頼関係を丁寧に築きあげてきた実務家の方

に多いような気がします。
これは私見ですが、もし学ぶのであれば、ご自身の「ブランディングを学ぶ目的」によって、どちらよりの講師から学ばれた方が良いかが変わってくるかなと思います。

見た目のブランディングの効果は?

Aさん「先生は良いスーツで同じものを3着作って、意図的にずっとそれをローテーションさせてき続けろって言うんだ。」
「だけど、それがなかなか続かんくって。でも、趣味の講座に行くときはなんでかいっつもブレザーばっかりで、Aさん=ブレザーの人ってなっとるらしい
私「これも、どっちも同じゃないですか(笑」

 

もう本当におかしかったのですけれど・・・

世の中には、パーソナルブランディング、イメージコンサルティング、スタイリングサービスというような、個人の見た目をブランディングするサービス・コンサルティングというものがあります。
(ちなみに私も、カラーとスタイリングの相乗効果で国政選挙の当選率90%というお仕事もさせて頂いております)
なので、やり方によっては効果があることは実証済みです。

このお話で思い出すのは、はい、あのフェイスブックのオーナー、ザッカーバーグさんのグレーのTシャツですね。
本人は、何を着るか考える時間がもったいないだかということみたいなんですが、「グレーのTシャツといえば」となっていますよね。
古い言葉でいうと「トレードマーク」になりますでしょうか?

 

このように、1つのモノ、色、を繰り返し用いることで、イメージを植え付けるブランディングの方法(手段)もあるのです。
Aさんの場合、やっていることは先生のおっしゃることと同じで、それを無理矢理意図的に表現するか、自発的にするか(無意識にしているか)、の違いだけなんですね。

でも、このパーソナルグランディングってこれからの時代にはとても大切なことなんです。

フリーランスでも、社長さんでも、自分の意図を軸として経営してゆく中で、自分のあり方を明らかにしてゆく、見せてゆくこと。
それを、内面とかけ離れないところで表現してゆくということ。
もう偽ブランディング、見てくれだけのえせブランディングは通用しなくなってきています。

これについては、長くなるのでまた別途書きますね。

ブランディングで忘れてはいけないこと

やる事、やり方、の前にある、忘れてはいけないこと。
それは、ブランドは「相手がそう認知したときに成立する」ということです。

自分で旗を上げただけでは、まだブランドとは言えません。←約束しただけじゃだめ!!
ブランディングは成功していません。
認知され定着するまでの時間が必要です。忘れないでくださいね。

 

おまけ 経営を学ぶときの注意

私も学び好きなので、いろいろな勉強会に参加したり、セミナーに行ったり、大学院に行ってみたりしているのですが、今回の会話でもそう感じたのですが・・・

「言葉遊びで終わらないこと」

たとえば、「ミッションと理念の違いって?」というような論議に時間を費やすことは、やめなければなりません。
・・・もし、事業を成長拡大させたかったらですが。

そういう時間は非常にもったいない。

もし、そのような言葉遊びにはまりそうになったときは、
①その話題を放棄する。そこから離れる
②とりあえず、自分が正しいと思うことをする。(先生の言葉、誰かのことばを鵜呑みにしない)
どちらかで、戦線に戻ってくださいね。

 

それでは、また!

ERIKO